耐震補強工事一式を
行っている当社
だからこそ
躯体経験知識を活かした
止水工事。

 

アルカリ反応型注入工法(アウターシール注入材)

コンクリート構造物の漏水原因としては
打ち重ね時間をオーバーしてからの
打設による打設不良のコールドジョイント
セメントと砂利分離などが原因のジャンカ
熱収縮・乾燥収縮によるひび割れ等が上げられます。
従来工法では、ひび割れ・コールドジョイントの補修工法は
樹脂またはグラウト注入で行ないますが
ひび割れ幅によって施工できる箇所が限定されるケースも存在します。
マイクロクラックと言われる微細なひび割れについては
粘性の高い材料では内部までしっかりと注入出来ず
その効果を十分に発揮されない場合があり
漏水事故の再発を余儀なくされます。
アルカリ反応型注入工法(アウターシール注入材)は
今までの注入工法の欠点を克服した2液性の
新しい無機質材料によるコンクリート構造物の漏水止水工法であり
コンクリート内部でゲル化して防水層を生成する時間をコントロールする事で
液状のままマイクロクラックの奥深くまで材料を注入する事が可能です。


漏水対策をお考えのお客様は、耐震工事一式を行っている富な躯体経験知識と
確かな技術の株式会社エムズクルーに是非お任せください。

 

  

アルカリ反応型注入工法
(アウターシール注入材)の特徴

優れた止水機能

アルカリ反応型注入工法の効果は
ハニカム構造の結晶ゲルが
コンクリート構造物の隙間(ひび割れ・打継ぎ部)を閉塞し
雨水の侵入や30mの水頭圧がかかった湧水でさえ
シャットアウトします。
さらに、有機材料(樹脂またはセメント系グラウド材)にて
止水施工された箇所の再止水も可能になりました。
このケイ酸塩系の材料と硬化剤を用いた止水工法を
弊社は数多くの施工をしております。

 

分離しない液体性状

高圧注入機械を使用しても、その性状は変化せず
液体の状態維持できるため、より深層域まで注入できます。
今まで到達不可能であった、マイクロクラックや
広大な打ち継ぎ面にも対応します。

 

信頼のNETIS登録技術、ゲル化時間の調整も可能

ケイ塩酸系注入剤を用いたアルカリ反応型注入工法は
国交省の新技術活用システム【NETIS】に登録された信頼の技術であり
無機質材料では不可能だった、ゲル化時間の
調整(30分~1時間程度)ができます。
これにより、温度や気象状況により左右されていた施工時間が
より短時間で明確な施工が可能になりました。

 

アルカリ反応型注入工法の秘密

生きた止水剤 無機質ゲル

アルカリ反応型注入工法は
マイクロクラックから打ち継ぎまで
あらゆる空隙の漏水補修に対応します。
アウターシールは2液性の材料で
材料その物がアルカリ反応を起こし
ハニカム結晶のゲルを形成します。
コンクリート不具合部に注入した材料は
コンクリート内部でゲル化を促進し
ひび割れや打ち継ぎ内部の保水力を維持します。
また、雨や湧水など水が触れる箇所であれば
構造物の振動や加重変化などにより
クラック幅が変化する場合でも、その変動に追従し
止水性能を維持する画期的な無機質止水工法です。

 

アルカリ反応型注入工法の
2次効果と3次効果

注入後、コンクリート内部でゲル化したアウターシールは
単にひび割れを防ぐだけでなく
コンクリート中の未反応水和物や湧水・雨水によりひび割れ
打ち継ぎより流出する水酸化カルシウム(強アルカリ)とも
アルカリ反応をして
不溶性のハニカム結晶ゲルの形成を促進していきます。
さらに、このアルカリ反応後にゲル内に余った未反応部分は
コンクリート内部まで浸透し
クラックや打ち継ぎにより炭酸ガスや水の侵入によって
既に中性化しているコンクリートを
再アルカリ化させ、鉄筋の不導体被膜も保護します。

アルカリ反応型注入工法のアウターシール注入液は
コンクリートのひび割れ打継ぎ内部に注入直後から
反応生成物としてウロコ状の結晶ゲルを形成します。
ウロコ状の結晶ゲルは
何層にも重なりあいハニカム結晶体となり
ひび割れや打継ぎの隙間を閉塞する特徴があります。
このウロコ状の結晶が重なりあったハニカム結晶体によって
雨水や 湧水の浸入を防止します。
例えば、針状結晶の場合には、成長過程において結晶間に
隙間ができやすい欠点がありますが
アルカリ反応注入工法のハニカム結晶体には
隙間ができにくい 結晶構造を持っています。
無機質のアルカリ反応注入工法は背面から湧水や雨水の
浸入する箇所に直接注入し短時間で止水することができます。